2017年12月8日金曜日

【わっぱる便り】探偵気分でメニュー当て

キャンプ場のあちこちにイタチのふんが落ちています。

石の上、建物のそば、マンホールの上・・・
見つけやすい場所に落ちているので、すこし歩くだけでも結構な数が見つかります。

寒くなり、おいしい木の実も減ってきたこの季節。
一体イタチは何を食べているのでしょうか。
気になったので、見てみることにしました。
こういうときに役立つアイテムがこちら。



100円ショップに売られている、小さいサイズのふるいです。
これにふんをいれて、水で洗い流してみました。
(もちろん、ふん用に買ってきたので、食べ物には一切使いませんよ!)


ふんの中には、ちいさな種がたくさん入っていました。
一体なんの種でしょうか。


キャンプ場をまわり、実をあつめてみました。
左から順に、ガマズミ、ヒサカキ、サルトリイバラ、ソヨゴです。思ったよりもたくさん実がなっていました。実の上に写っているのは、中から取り出した種です。

取り出した種とふんの中の小さい種を見比べてみます。
すると、左から2番目の、黒い実の中の種がふんの中の種と似ていることがわかりました。イタチはヒサカキを食べていたようです。


ヒサカキの実のつきかたはこんな感じ。
目立たない上、においもなく、おまけにすごーくまずい実です。

意外なことに、このヒサカキ、鳥もたくさん食べているようです。
おいしいかどうかは置いておいて、ヒサカキはわっぱるにたくさん生えているので、
実は大量にあります。

資源が豊富であることは、選ばれる理由のひとつなのでしょう。
動物たちに食べられ、運ばれた種が、「ふん」という形でキャンプ場のあちこちに散らばります。
わっぱるにヒサカキが多い理由が少しわかった気がしました。

(スタッフPo)