石の上、建物のそば、マンホールの上・・・
見つけやすい場所に落ちているので、すこし歩くだけでも結構な数が見つかります。
寒くなり、おいしい木の実も減ってきたこの季節。
一体イタチは何を食べているのでしょうか。
気になったので、見てみることにしました。
こういうときに役立つアイテムがこちら。
100円ショップに売られている、小さいサイズのふるいです。
これにふんをいれて、水で洗い流してみました。
(もちろん、ふん用に買ってきたので、食べ物には一切使いませんよ!)
ふんの中には、ちいさな種がたくさん入っていました。
一体なんの種でしょうか。
キャンプ場をまわり、実をあつめてみました。
左から順に、ガマズミ、ヒサカキ、サルトリイバラ、ソヨゴです。思ったよりもたくさん実がなっていました。実の上に写っているのは、中から取り出した種です。
取り出した種とふんの中の小さい種を見比べてみます。
すると、左から2番目の、黒い実の中の種がふんの中の種と似ていることがわかりました。イタチはヒサカキを食べていたようです。
ヒサカキの実のつきかたはこんな感じ。
目立たない上、においもなく、おまけにすごーくまずい実です。
意外なことに、このヒサカキ、鳥もたくさん食べているようです。
おいしいかどうかは置いておいて、ヒサカキはわっぱるにたくさん生えているので、
実は大量にあります。
資源が豊富であることは、選ばれる理由のひとつなのでしょう。
動物たちに食べられ、運ばれた種が、「ふん」という形でキャンプ場のあちこちに散らばります。
わっぱるにヒサカキが多い理由が少しわかった気がしました。
(スタッフPo)